大賀 哲(おおが・とおる)

 

九州大学大学院院法学研究院・准教授(国際政治学)。
1975年東京都生まれ。英国エセックス大学政治学部博士課程修了(Ph.D. in Ideology and Discourse Analysis)。神戸大学大学院国際協力研究科・助教を経て、2008年より現職。この間、オックスフォード大学セントアントニーズコレッジ・客員研究員、ケンブリッジ大学アジア中東学部・客員研究員など。2016年3月よりコロンビア大学人権研究所・客員研究員。

専門は国際政治学、国際関係論、東アジア政治。主著に『東アジアにおける国家と市民社会』(柏書房、2013年)『北東アジアの市民社会』(国際書院、編著、2013年)『国際社会の意義と限界』(国際書院、共編著、2008年)

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研究分野


2008年2月に九州大学大学院法学研究院に着任し、国際政治学について研究・教育を行っています。具体的には、国際政治学・国際関係論の基礎理論を検討しつつ、それを国際社会およびアジア地域統合の分析に応用するという研究を行なっています。「理論分析」としては、国際政治学・国際関係論・国際社会学などの理論言説の検討を行ない、「動態分析」としては主にアジア地域主義を事例とし、国際社会と地域統合の重層的・複合的な関係を考察しています。
研究を行っていく上での大きな問題意識としては以下の三点があります。第一は政治的な「言説」に着目しながら国際社会の動態を「規範的」に考察することです。このことは国際社会の言説・概念・規範が如何に形成されうるのかを理論的に考察する、ということを意味しています。第二は、広く政治学の学知―その大半はヨーロッパに由来しています―が、ヨーロッパという磁場を離れた時に、そこに如何なるコンテクストが生まれうるのかを検討するということです。国際社会や(地理的な意味での)非ヨーロッパにおいて、ヨーロッパ由来の概念がどのように意味付けられるのか、また逆にアジア的視座(Asian Perspectives)のような非ヨーロッパ型政治学の意義と限界は何処にあるのか、といった問題群の探求を試みるものです(この問題意識を掘り下げていく上で、「人権」や「多文化共生」は格好の題材であると考えています)。
このような問題意識に基づいて研究活動を行っています。近年、とくに力を入れている領域としては以下のものがあります。

  • 国際政治学理論におけるリアリズムの再検討(とくにその規範理論としての位相)
  • 東アジアの人権レジーム
  • 「ビジネスと人権」および企業の社会的責任(CSR)
  • 多文化共生の言説形成過程
  • 東アジアにおける政治的和解と歴史認識問題
  • 方法論としての言説分析、および内容分析、計量テキスト分析との融合的方法論の模索

職歴

2007年1月  神戸大学大学院国際協力研究科・助手
2007年4月  同 助教
2008年2月  九州大学大学院法学研究院・准教授(政治学専攻政治動態分析講座)
(2009年4月~2009年9月) オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ・客員研究員
(2010年2月~2010年4月) ケンブリッジ大学アジア・中東学部客員研究員

学位

MA in International Relations (University of Essex: April 2002)
Ph.D. in Ideology and Discourse Analysis (University of Essex: June 2005)

略歴

1975年9月  東京都目黒区生まれ。九州大学
1999年3月  東洋大学法学部法律学科卒業(法学士)
2000年7月  英国エセックス大学政治学部Certificate in Political Science修了
2001年9月  同MA in International Relations 修了
2002年10月 同Ph.D. in Ideology and Discourse Analysis 入学
(2002年10月~2003年9月 筑波大学大学院人文社会科学研究科・特別派遣研究学生)
2005年6月  同Ph.D. in Ideology and Discourse Analysis 修了

教育歴(本務校除く)

二松学舎大学(大学院国際政治経済学研究科「アジア政治外交史」、2005年度~2006年度)
茨城大学(人文学部社会科学科「日本政治史B」、2006年度)
大阪外国語大学(外国語学部「アジア太平洋地域における総合安全保障」、2007年度)
大阪大学(外国語学部「日米関係」「メディア英語」、2007年度)
精華女子短期大学(生活科学科食物栄養専攻「日本国憲法」、2015年度)

その他

朝日カルチャーセンター福岡教室
リベラル懇話会(国際関係分科会)
※ 不定期ですが、西日本新聞で書評を担当させていただいております。

 

好きな言葉

過而不改、是謂過矣(過ちて改めざる、是を過ちと謂う)-「衛霊公」『論語』