大学院法学研究院 准教授
大賀 哲

【告知】世界一大きな授業

2015.05.18

hands-600497_640去年、大学の公開講座で「世界一大きな授業」を行いました。「世界一大きな授業」というのは,世界100カ国以上のNGOや教育機関が同時期に開催する、教育の現状を考えるための地球規模のイベントです。昨年に引き続き今年も開催します!

今年は5月24日(日)と31日(日)の2日間開催します(内容はどの日程も同じです)。大学のイベントページはこちらです。Facebookページはこちら
現在の世界には、小学校に通えない子どもが5,780万人、文字の読み書きができない大人が7億8,100万人もいると言われています。そのため、普遍的初等教育の達成、「万人のための教育(Education for All)」はミレニアム開発目標にも盛り込まれています。そうした世界の教育の現状を知るために開催されるのが「世界一大きな授業」です。「世界一大きな授業」は世界100か国以上の国々で開催されています。2003年に始まり、2008年には全世界で885万人が参加してギネスブックにも登録されました。日本でも去年は7万人が参加しました。日本では、教育協力NGOネットワーク(JNNE)が事務局をしています(http://www.jnne.org/gce/)。

日本の場合、参加者のうち7割近くは小・中・高校など学校の授業の一環で「世界一大きな授業」に参加しています。そうすると、当たり前ですが、自分の通っている学校で「世界一大きな授業」をしていなければ参加できませんし、すでに学校を卒業して学生ではなくなっていたらやはり参加できません(大学での実施例、参加者全体のうち大学で行われた「世界一大きな授業」の参加者の割合は1割程度です)。これも東京とかであれば、大学や民間団体がオープンなかたちで「世界一大きな授業」を実施しているケースもあるようですが、福岡には残念ながらそういう団体はありません。というわけで始めたのが去年の世界一大きな授業で、大学で、しかも学生ではない一般の方々や、もちろん小中高校生なども参加できるように公開講座のかたちで実施しました。また、近隣の公民館に出前講座に行ったりもしたので、去年はのべにすると200名近くの方にご参加いただいたのではないかと思います。去年の様子は九大のトピックスのページにも掲載されています!(
2014年度公開講座東箱崎公民館での出前講座箱崎公民館での出前講座。また、簡単な事例報告を『法政研究』(添付ファイル)にも書きました。

というわけで、今年も引き続き「世界一大きな授業」を開催いたします!31日の方は定員いっぱいになってしまいましたが、24日のほうはまだお申込みいただけます。ご興味・ご関心のある皆さまはぜひぜひ☆


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