大学院法学研究院 准教授
大賀 哲

オロス教授セミナー

2017.04.2

オロス教授セミナー

国際交流基金(Japan Foundation)のCenter for Global PartnershipとSSRC(Social Science Research Council)の共催で、ワシントン・カレッジのアンドリュー・オロス(Andrew Oros)教授の講演会がありました(4月からFull Professorになります、とかそんな話だったように記憶しています)。

Japan’s Security Renaissance: New Policies and Politics for the Twenty-First Century(Columbia University Press)の刊行を記念しての講演会だったようで著作のなかでの議論が中心でした。アメリカ、実はこの種の出版記念セミナー的なものはとても多いのです(それも1回じゃなくて複数回やる人も…)。

講演の内容は、過去10年間の日本の安全保障環境の変化とそれに対しての数多くの政策対応を「Security Renaissance」と捉えるもので、安全保障についての考え方の転換を2010年代の日本の安全保障政策から読み解いていくというような内容でした。細かい点では違和感がなかったわけでもないのですが、安全保障だけでなく外交・経済・国内政治・政党政治・歴史認識問題など幅広い領域を取り上げ、非常に秀逸な分析が多かったように思いました。これからご著書のほうも読んで勉強させていただきたいと思います。

実は初対面だと思っていたら、FBで「お友達」になっておりました(まあどこかでお会いしていたのでしょう…)。そして、サインまで頂いてしまいました(笑)。
 

 

 


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