2016.03.16
先日はこちらに。ニューヨーク州の元行政官をお呼びして都市計画について語ってもらうというセミナーで、所謂ランチョンセミナーでした。
New York, Global City: Recovery and Transformation Since the Great Recession
日時:2016年3月8日 13:00‐14:00
講演:Rosemary Scanlon (Former New York State Deputy Comptroller and Chief Economist for the Port Authority of New York and New Jersey)
主にニューヨークの雇用の課題を、とくに産業構造や賃金格差の問題等も含めながら、ロンドンや東京、シンガポールといった他の都市との比較しながら論じていました。とくにリーマンショック以降、アメリカ経済全体が低迷する中でニューヨーク経済(とくに雇用)を維持するために行政がどのようなことを行い(例えば、公的なサポートや産業支援等)、そこにはどのような効果があったのかということを行政官の立場からお話しされていました。以下は、NYUのニューヨーク市の雇用や経済についてのニューヨーク大学で出版された報告書で、Scanlonさんも執筆されています。セミナーの中でも何度かこの報告書について言及がされていました。もちろん、都市の問題というのはまったくの門外漢なのですが、実務の方のお話ということもあって、講演は非常にわかりやすかったです。