2016.05.17
先週、Access to the World’s Images – New York 2016というシンポジウムがあって、New York Academy of Medicineに行ってきた。IIIFというのは、簡単に言えば古典籍などのオープンデータベースから画像や文書を切りだせる技術で、世界の各大学で採用され始めている(International Image Interoperability Frameworkなどのウェブサイト参照)。シンポジウムは3日間開催され、そのうちの2日参加した。なんと参加費無料だったのだが、コーヒーやらいろいろ出てきて、ちょこちょこ休憩の時間もあったので参加者の方からいろいろ話を窺うことができた。プリンストンから来てた韓国人のプログラマーの方と仲良くなって情報交換できたのが個人的には収穫だった。会場のNew York Academy of Medicineはもちろん初めて。なかなか立派な建物だった。1847年設立なのでもうすぐ200年!
New York Academy of Medicineは実は近所で(徒歩15分くらい)、家から歩いてシンポジウムに行っていたのだが、途中セントラルパークを通ったり、帰りに寄ったりしていた。マンハッタン島は真ん中に大きな公園がある(地図上の真ん中の緑)。それがセントラルパーク。実は中に入ったのは今回が初めて。大雑把に言うと、セントラルパークの南側がミッドタウン、繁華街や目抜き通りの立ち並ぶ地域で、普通の人がニューヨークとかマンハッタンとか言って連想する地域はだいたいミッドタウンである場合が多い。北側が私の住んでいるハーレム。かつての黒人街でいまは随分変わってきたと言われるがやはり黒人比率は圧倒的に高い。公園の東側と西側は所謂アッパー・イースト、アッパー・ウェストと呼ばれる地域で高級住宅街。ニューヨークはエスニック・コミュニティどうしの棲み分けがかなり進んでいるので、ひとつの地域がマルチ・エスニックになっていてという感じのところは実はあまりない。
さて、セントラル・パーク。初めて行ってみたがお天気も良くとても気持ち良かった。湖も綺麗。広い公園でもちろん全部は回れなかったのだが、中のほうに入ると記念碑やお城があるらしい、今度また暇を見つけて散策してみたい。