大学院法学研究院 准教授
大賀 哲

Text as Data / New York City Bar

2016.04.26

NYU

 

ひと月ほど前になるがニューヨーク大(NYU)のPoli.Sci.の先生にお願いして、Text as Data Speaker Seriesという研究会に入れてもらった(研究会のウェブサイトはこちら)。毎週木曜日にテキスト分析のスピーカーがやってきて講演していくというセミナーシリーズ。早速行ってみた…と言っても、行ったのは3月末。その後シカゴ出張でバタバタしていて更新するのを忘れていた。

3月31日のセミナーで、Facebookの研究員をされているJason WastonさんがEnd-To-End Memory Networksという講演をされていた。Facebookの話が半分、AIの話が半分くらいだった(ちなみにFacebookに研究職があるというのはその時はじめて知った)。事前資料が沢山あったので、講演の内容は理解しやすかった。

ちなみにNYUに行くのは2回目で、マンハッタン島の南側、簡単に言えばニューヨークの街のど真ん中にある。キャンパスというよりも街中にビルが点在しているイメージ。島の北側、郊外にあるコロンビアとは良い意味で好対照である。改めて言うまでもないのだが、コロンビアは伝統的に地域研究や人権研究などの質的研究が強い。政治学部も質的研究が相対的には強い(若手中堅は量的の人が多いようにも思うけど…)。逆にNYUのほうはデータサイエンスにかなり力を入れていて、量的研究の人材が豊富にいる。NYにいるとコロンビアとNYUのセミナー両方に出られるので、方法論的にはかなり勉強になるのではないかと思っている。

実はちょうど同じ日。ニューヨーク市弁護士会で人権についてのセミナーがあった。Rights in Chinaというテーマで中国の人権活動家や弁護士さんによる講演。講演者は3人いて、中国の人権運動全般の話、LGBT運動、女性の権利について、というラインナップだった。初めて聞くような話も多くとても勉強になった。あまりそういうイメージはなかったのだが、中国でも人権運動はかなり活発なようで、問題意識を強く感じる素晴らしい講演会だった。

最後に、会場のニューヨーク市弁護士会。実は弁護士会なるものに来るのは今回が初めてだったが、やはりというかとても素敵な建物だった☆

 

New York City BarNew York City Bar20160426-4

 

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