大学院法学研究院 准教授
大賀 哲

昨年の反省&新年の抱負

2016.01.4

昨年の反省&新年の抱負

 

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします!

早いものでもうお正月休みが終わってしまいました。年末年始にいろいろと片づけなくてはならない仕事が山積だったのですが、終わったのは半分くらいでしょうか…。去年の後半もバタバタと仕事に追われる毎日となってしまいました。まあ今年も今年で重要事項目白押しなので気が抜けません。年も明けたことですので心機一転!昨年を振り返りつつ、今年の目標(的なもの)を立ててみたいと思います。

去年は例年になく忙しいような感じがしましたが、簡単に振り返ってみますと以下のような仕事をしてました。例年と比べると可もなく不可もなく…といったところでしょうか。単著など(後述します)の重要業務をずるずる先延ばししてるので、まあこんなもんかなあと。

【共著】

  1. Toru Oga, “Privatizing Foreign Policy: the role of business executives in US-Japan Economic Relations,” Yoneyuki Sugita (ed.) Japan Viewed from Interdisciplinary Perspectives: History and Prospect New Studies in Modern Japan, (Lexington Books, 2015)​, pp. 241-260.

【論文】​

  1. 大賀哲「大学と地域コミュニティの接点としての開発教育─九州大学『世界一大きな授業』を事例として」『法政研究』第81巻第4号、2015年、548-536頁。
  2. 大賀哲「日米関係と東アジアの間―靖国参拝・集団的自衛権・戦後七十年談話」『情況』第4期24号(2015年7月号)、20-29頁。

​【書評】​

  1. 大賀哲「鈴木早苗著 『合意形成モデルとしてのASEAN』」​『国際政治』第180号(国際政治研究の先端8)、2015年、149-152頁。​

​【報告等】​

  1. 大賀哲「日本の日韓関係論の変容―重層的・未来志向的協力関係とその課題」第9回九州大学・亜洲大学シンポジウム、九州大学、2015年2月3日。
  2. 大賀哲「演習型授業でのグループ機能と掲示板の活用事例」第5回Japan Blackboard User Group 会合、大阪大学サーバーメディアセンター、2015年7月3日。​
  3. 大賀哲「異分野融合テキストマイニング研究について」九州大学学術研究・産学官連携本部「人文社会学系研究者主導の異分野融合研究交流会」、天神BIZCOLI 交流ラウンジ、2015年7月14日。
  4. Toru OGA,”Rebalancing by offshore balancing and the cost of alliance: Japan’s dilemma with the U.S. and China,” USJI Week, U.S.-Japan Research Institute, September 14, 2015. ​
  5. Toru OGA, “Political discourses of Abe Politics and the Post-war Statement: between historical revisionism and international relations,” 6th KAPS and ASOPS Joint Annual Conference, Pusan National University and Seacloud Hotel, November 6, 2015.
  6. Toru Oga, “Explaining Rebalance in Multipolar East Asia: Realism, Liberalism, and Constructivist Approaches ” 13th Asia Pacific COnference, Ritsumeikan Asia Pacific University, November 8, 2015.

【その他】

  1. 大賀哲「8.政治テキストの計量分析」第2回異分野融合テキストマイニング研究会、九州大学、2015年9月25日 ※輪読会での報告担当。
  2. 討論者「混沌とする国際社会と国連、そして日本の役割」政治社会学会基調講演、2015年11月14日、広島大学。

 

共著のほうは2年越しの大阪大学での共同研究の成果です。来年また日本語版が出る予定です。論文のほうはもっと書きたかったというか、もっと書けただろうという忸怩たる思いがあります。。来年はサバティカルにでるのでその辺頑張りたいと思います。書評は久しぶりの『国際政治』。これは以前ブログにも書きましたが、楽しい仕事でした。学会報告や研究会報告が今年は多かったかなあと思います(そのお陰で昨年の後半はとても慌ただしかった感じがしています)。昨年は何と言っても、他部局の若手の先生方と異分野融合テキストマイニング研究会を立ち上げました。まだまだ態勢を整えるまで時間がかかりそうですが、私的にはこれがおそらく2015年のハイライトではないかと思います。今後も力を入れて行きたいと思います。

それから、昨年は研究費を二つ受けることができました。科研費の挑戦的萌芽研究「東アジア人権ガバナンスの競合と複合化」(個人研究)と九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト(P&P)特別枠(つばさプロジェクト)「多次元型グラウンディッド・テキストマイニング(MGTM)を用いた『企業の社会的責任(CSR)』の異分野融合研究」(共同研究)です。いずれも2017年度まで。まあ少しずつではありますが、いろんな仕事が回り出してきているのかなあと実感することが多かった2015年でした。それから、研究ではありませんが、リベラル懇話会にも名を連ねています。私ができることは微々たるものですが、本業に支障のない範囲で協力していきたいと思います。

で、今年なのですが、今年は単著を2冊出す予定でおります。一冊は国際政治理論をテーマにした研究書、もう一冊は東アジア地域主義を題材とした教科書的な読み物です。いずれも延ばしに延ばしてしまったものですが…ようやく目処が立ってきました。とりあえず、この単著二冊を無事に出版することを今年の目標にしたいと思います。

春先からはNYのコロンビア大学へと拠点を移します!人権研究所に客員研究員として在籍します。心機一転、頑張ってきたいと思います。まあしばらく時間ができますので(たぶん)、いままで構想中でなかなか進まなかった論文を進めたいなあと思っています。

それから、それから。昨年の後半はなかなかブログを更新できなかったので、今年はわりと頻繁に(!)ブログを更新するようにしたいと思います。とはいえ、いろいろ立て込んでくると難しいのですが(笑)。

とても慌ただしい一年になると思いますが、今年も皆さまどうぞ宜しくお願い申し上げます!

 


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